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はじめに AnyConnect Secure Mobility Client 4.0より、ライセンスはASAに紐づくのではなく、ユーザに紐づくという考え方に変わりました。そのため、ASAはデバイス接続数の制限を行わなくなります。また、ユーザ数を元にライセンスを管理頂ければ良くなりましたため、よりシンプルになりました。 CiscoASA AnyConnect VPN設定例全体 cisco-asa# show running-config ip local pool VPN-POOL 172.16.1.1-172.16.1.253 mask 255.255.255.0 !
2.
例えば、1台で最大500のVPN終端が可能なASA 2台で VPN Load Balancingを組んだ場合、最大 1000までの終端が可能になります。各機器でリモートアクセスVPN処理負荷が分散されるため、1台に接続が集中しボトルネックになることも回避できます。VPNセッション数の確認と 適正なセッション数の維持が重要である理由は幾つかありますが、最も重要なことは、VPNセッション数が増えればふえるほど、接続ユーザ間でVPNスループットは共用されるため、1ユーザあたりの利用可能なスループットが低下することです。業務にストレスのないスループットを提供できるのが好ましいのですが、VPNアクセスが集中し利用者が増えた場合、その分 1ユーザあたりの利用できるスループットは低下します。しかし、通常、アクセスが極度に集中する条件下でも、各接続ユーザに、遅延やストレスは感じても、業務を遂行するうえで最低限必要なスループットを提供する必要があります。なお、特に大企業やISPなど多数ユーザがリモートアクセスする環境の場合、一部のエンドユーザの通信環境ではUDP443が許可されていないケース (もしくは UDPを許可し忘れているケース)もあり、DTLSとTLS接続が混在している事も珍しくありません。 全ての接続を DTLS接続のみにすることは困難ですが、DTLSの接続割合を増やすことでパフォーマンス向上を期待できます。既存ASAで、スループットや同時接続数の増大などにより、最適化を実施しても パフォーマンスや処理能力が足りない場合、上位機器へのリプレースや ASA増設などの対応も必要となってきます。以下に構成変更による対応例を紹介します。なお、本ドキュメントの情報は、一定以上のネットワークや製品の取扱い経験のある方向けに作成しております。本ドキュメントの情報は、ユーザー様ご自身の判断と責任において利用してください。なお、設定や構成変更は、事前に検証をしての、メンテナンスタイムや 通信影響の少ない時間帯に実施をお勧めします。トラフィック量の多いセッションがないか確認し、明らかに過剰な利用のあり全体のパフォーマンスを落とす場合は、トラフィック量の多い利用者に 利用を控えるよう促したり、強制切断も可能です。VMwareの場合、割り当てるネットワークアダプタの アダプタタイプが VMXNET3や IXGBE-VFの場合 良好なパフォーマンスを期待できます。利用してるネットワークアダプタは、仮想マシンの設定の編集から確認ができます。以下例の場合、VMXNET3を利用していることがわかります。特に、既に複数ASAをインターネットファイアウォールとして利用している環境の場合、各ASAにリモートアクセスVPNサーバ設定を行えば、比較的楽に当構成を利用できるのがメリットです。AnyConnect接続後の Address Poolの IPアドレスが足りない場合、以下のようなシスログメッセージがASA側で出力され、AnyConnect接続は失敗します。アドレスプールは余裕をもって設定するようにしてください。多くのASA機能はソフトウェア処理のため、利用機能や設定量、その利用頻度(=AnyConnectセッションやコネクション数)が増えるほど、少しずつパフォーマンスは低下します。ASAはデフォルトで許可されている最大接続数まで RA VPN接続を受け入れます。しかし、アクセス数が集中し全台が同時に通信したり、一部端末でバースト的なトラフィックが発生すると、全体の1台あたりの利用できるスループットが落ち、ご利用のアプリケーションにもよりますが、業務上 実用に耐えれないスループットとなることもあります。また、同時コネクション数や新規接続レートが高いほど、その管理や処理でもASAの負荷が上昇します。ASAvを利用時は、ASAバージョン 9.12以降 と AnyConnect バージョン 4.7以降、かつ 性能の高い新しいサーバやCPUにASAvをデプロイし、DTLSトンネルを利用することで、良好な結果を期待できます。また、ASAvを利用時は ASAvがCPUやメモリのリソースをほぼ占有できる状態である事を確認してください。また、VMwareの場合、割り当てるネットワークアダプタの アダプタタイプが VMXNET3や IXGBE-VFの場合 良好なパフォーマンスを期待できます。ネットワークアダプタタイプがE1000の場合、パフォーマンスが十分にでないケースがあります。なお、各機器で設定やステートの同期は行われないため、仮に1台のASAが故障時は、そのASAが終端していたリモートアクセスVPN接続は最初からやり直す必要があります。そのため、VPN load balancing は、ASAやパブリックIPアドレスに余裕があり、パフォーマンスや同時接続数を特に重視したい環境に向いてます。例えば以下は、トラフィック量が 100Mバイト以上 1Tバイト未満のコネクションの確認例です。1.176.100.101から 1.0.0.1宛に、約500MB (≒532,227,750bytes) ほどの通信が発生中であることを確認できます。以下は、検証環境での ASAv10のデプロイ先サーバ別の、DTLSv1.0と DTLSv1.2を利用時のパフォーマンス比較です。なお、ASAv10のデータシート上のVPNスループットは 150Mbps です。また、通常、テレワークの場合、"各端末の速度を最大限あげる"よりも、"各端末が業務を遂行する上で (最低限 必要な) 問題ないスループットを確保する"ことのほうが、より重要です。ASA5505やASA5500-Xシリーズの場合、AnyConnectライセンスのActivation-keyをハードウェアに有効にしてない場合、リモートアクセスVPN終端可能数は、シングル構成の場合は最大2つまで、冗長構成の場合は最大4つまでに制限されます。ASAのリモートアクセスVPNのパフォーマンスは様々な要素の影響を受けます。以下は 主なボトルネック箇所と その対策例です。切断されると、AnyConnect端末側では「The secure gateway has terminated the VPN connection.
AnyConnect 4.7と ASA 9.10 以降で DTLSv1.2が利用可能になりました。なお、ASA9.10は既にEoLがアナウンスされてるため、後継の安定バージョンである9.12やそれ以降の 2桁目が偶数トレインの利用が推奨されます。
はじめに AnyConnect Secure Mobility Client 4.0より、ライセンスはASAに紐づくのではなく、ユーザに紐づくという考え方に変わりました。そのため、ASAはデバイス接続数の制限を行わなくなります。また、ユーザ数を元にライセンスを管理頂ければ良くなりましたため、よりシンプルになりました。 CiscoASA AnyConnect VPN設定例全体 cisco-asa# show running-config ip local pool VPN-POOL 172.16.1.1-172.16.1.253 mask 255.255.255.0 !
2.
例えば、1台で最大500のVPN終端が可能なASA 2台で VPN Load Balancingを組んだ場合、最大 1000までの終端が可能になります。各機器でリモートアクセスVPN処理負荷が分散されるため、1台に接続が集中しボトルネックになることも回避できます。VPNセッション数の確認と 適正なセッション数の維持が重要である理由は幾つかありますが、最も重要なことは、VPNセッション数が増えればふえるほど、接続ユーザ間でVPNスループットは共用されるため、1ユーザあたりの利用可能なスループットが低下することです。業務にストレスのないスループットを提供できるのが好ましいのですが、VPNアクセスが集中し利用者が増えた場合、その分 1ユーザあたりの利用できるスループットは低下します。しかし、通常、アクセスが極度に集中する条件下でも、各接続ユーザに、遅延やストレスは感じても、業務を遂行するうえで最低限必要なスループットを提供する必要があります。なお、特に大企業やISPなど多数ユーザがリモートアクセスする環境の場合、一部のエンドユーザの通信環境ではUDP443が許可されていないケース (もしくは UDPを許可し忘れているケース)もあり、DTLSとTLS接続が混在している事も珍しくありません。 全ての接続を DTLS接続のみにすることは困難ですが、DTLSの接続割合を増やすことでパフォーマンス向上を期待できます。既存ASAで、スループットや同時接続数の増大などにより、最適化を実施しても パフォーマンスや処理能力が足りない場合、上位機器へのリプレースや ASA増設などの対応も必要となってきます。以下に構成変更による対応例を紹介します。なお、本ドキュメントの情報は、一定以上のネットワークや製品の取扱い経験のある方向けに作成しております。本ドキュメントの情報は、ユーザー様ご自身の判断と責任において利用してください。なお、設定や構成変更は、事前に検証をしての、メンテナンスタイムや 通信影響の少ない時間帯に実施をお勧めします。トラフィック量の多いセッションがないか確認し、明らかに過剰な利用のあり全体のパフォーマンスを落とす場合は、トラフィック量の多い利用者に 利用を控えるよう促したり、強制切断も可能です。VMwareの場合、割り当てるネットワークアダプタの アダプタタイプが VMXNET3や IXGBE-VFの場合 良好なパフォーマンスを期待できます。利用してるネットワークアダプタは、仮想マシンの設定の編集から確認ができます。以下例の場合、VMXNET3を利用していることがわかります。特に、既に複数ASAをインターネットファイアウォールとして利用している環境の場合、各ASAにリモートアクセスVPNサーバ設定を行えば、比較的楽に当構成を利用できるのがメリットです。AnyConnect接続後の Address Poolの IPアドレスが足りない場合、以下のようなシスログメッセージがASA側で出力され、AnyConnect接続は失敗します。アドレスプールは余裕をもって設定するようにしてください。多くのASA機能はソフトウェア処理のため、利用機能や設定量、その利用頻度(=AnyConnectセッションやコネクション数)が増えるほど、少しずつパフォーマンスは低下します。ASAはデフォルトで許可されている最大接続数まで RA VPN接続を受け入れます。しかし、アクセス数が集中し全台が同時に通信したり、一部端末でバースト的なトラフィックが発生すると、全体の1台あたりの利用できるスループットが落ち、ご利用のアプリケーションにもよりますが、業務上 実用に耐えれないスループットとなることもあります。また、同時コネクション数や新規接続レートが高いほど、その管理や処理でもASAの負荷が上昇します。ASAvを利用時は、ASAバージョン 9.12以降 と AnyConnect バージョン 4.7以降、かつ 性能の高い新しいサーバやCPUにASAvをデプロイし、DTLSトンネルを利用することで、良好な結果を期待できます。また、ASAvを利用時は ASAvがCPUやメモリのリソースをほぼ占有できる状態である事を確認してください。また、VMwareの場合、割り当てるネットワークアダプタの アダプタタイプが VMXNET3や IXGBE-VFの場合 良好なパフォーマンスを期待できます。ネットワークアダプタタイプがE1000の場合、パフォーマンスが十分にでないケースがあります。なお、各機器で設定やステートの同期は行われないため、仮に1台のASAが故障時は、そのASAが終端していたリモートアクセスVPN接続は最初からやり直す必要があります。そのため、VPN load balancing は、ASAやパブリックIPアドレスに余裕があり、パフォーマンスや同時接続数を特に重視したい環境に向いてます。例えば以下は、トラフィック量が 100Mバイト以上 1Tバイト未満のコネクションの確認例です。1.176.100.101から 1.0.0.1宛に、約500MB (≒532,227,750bytes) ほどの通信が発生中であることを確認できます。以下は、検証環境での ASAv10のデプロイ先サーバ別の、DTLSv1.0と DTLSv1.2を利用時のパフォーマンス比較です。なお、ASAv10のデータシート上のVPNスループットは 150Mbps です。また、通常、テレワークの場合、"各端末の速度を最大限あげる"よりも、"各端末が業務を遂行する上で (最低限 必要な) 問題ないスループットを確保する"ことのほうが、より重要です。ASA5505やASA5500-Xシリーズの場合、AnyConnectライセンスのActivation-keyをハードウェアに有効にしてない場合、リモートアクセスVPN終端可能数は、シングル構成の場合は最大2つまで、冗長構成の場合は最大4つまでに制限されます。ASAのリモートアクセスVPNのパフォーマンスは様々な要素の影響を受けます。以下は 主なボトルネック箇所と その対策例です。切断されると、AnyConnect端末側では「The secure gateway has terminated the VPN connection.
AnyConnect 4.7と ASA 9.10 以降で DTLSv1.2が利用可能になりました。なお、ASA9.10は既にEoLがアナウンスされてるため、後継の安定バージョンである9.12やそれ以降の 2桁目が偶数トレインの利用が推奨されます。