シネマスコープの開発、 マリリン・モンロー作品が大ヒット.
20世紀フォックスは映画館に上映の予約を入れてもらうために映画公開に先立って「bid brochure」という映画予告パンフレットを送っていました。スージー・ライスは『スターウォーズ』用のbig brochureのデザインを任されます。当然、その表紙に入れる「Star Wars」のロゴも必要でした。 3組の三部作から構成されていますが、1977年から公開されたのがエピソード4・5・6(オリジナル・トリロジー)、1999年からエピソード1・2・3(プリクエル・トリロジー)、そして2015年からエピソード7・8・9(シークエル・トリロジー)の公開が続いています。順番が変則的なのはエピソード1を製作するには当時の特殊撮影・加工技術では戦闘シーンの表現が難しかったことと、確実に興行が成功しそうな内容を優先させたと言われています。1977年に第1作目が公開されたときには現在のように「エピソード4」(epsode IV)という言葉はタイトルには含まれず、サブタイトルの「新たなる希望」(A New Hope)も添えられていませんでした。ほどなくしてSeiniger社に映画配給会社20世紀フォックスから映画『Star Wars』のプロモーションの依頼があり、ライスがその担当となりました。それまで20世紀フォックスが『Star Wars』の監督ジョージ・ルーカスに提案したロゴや広告は却下され続けていました。ライスはジョージ・ルーカスに直接会って話を聞くことにします。黒バックに白いアウトラインのロゴをあしらった「bid brochure」のカンプを持ってライスは2度目の打ち合わせをしますが、ルーカス監督は「TAR WAR」のように見えるので最初の「S」と最後の「S」のループ(輪の部分)を近づけるように求めます。そこでその修正をおこない、3度目の打ち合わせをおこなったところ今度はOKをもらいます。ここでスージー・ライスの作ったロゴがbid brochureの表紙を飾ることになりました。ポスターなど他のプロモーションツールにもこのロゴは展開されます。スージー・ライスは西イリノイ大学、フロリダ大学で学びました。『Rolling Stone』誌のアシスタント・アートディレクターとして約5年間働いたのちにロサンゼルスの広告代理店に職を得ます。21世紀フォックスから『スターウォーズ』のプロモーションを依頼された同社は、劇場向け販促用パンフレットのデザインをスージー・ライスに任せました。『スターウォーズ』シリーズの映画のロゴはタイトルだけでなく、DVD-box、書籍からフィギュア、Tシャツなどのグッズまで『スターウォーズ』シリーズに関係するあらゆるもので統一されています。このロゴを見ると大抵の人は他ならぬ映画『スターウォーズ』を思い浮かべます。ライスはルーカス監督の要望の「ファシスト的」という言葉からドイツを思い起こし、ゲッベルスが「標識」の「統一」を試みたということから、ひとつの書体を思いつきます。それは「Helvetica」(ヘルベチカ)でした。なぜそうなったか、その着想の過程はわからないとスージー・ライス本人がブログで語っています。事実、Helveticaはスイス由来の書体ですし、ナチス・ドイツ時代には存在していませんでした。スージー・ライスはルーカスとの打ち合わせの前日、たまたまドイツの50年代か60年代のタイポグラフィに関する本を読んでいました。その本には、ナチス・ドイツの宣伝大臣を務めたヨーゼフ・ゲッベルス(Joseph Goebbels)がナチス・ドイツの第三帝国国内のすべての標識の書体を「統一」しようとしていたことなども書かれていました。ところで、スージー・ライスのロゴは、いま世界中の人が知っているものとはわずかに違います。「W」の違いが一番大きいですが、全体的な字間や文字のプロポーションにも差異が認められます。それにしても、巨匠ソール・バスの作品に匹敵するロゴを要望するルーカス監督の意気込みはわかりますが、二十代半ばの若いアート・ディレクターにとってはかなりのプレッシャーであったことは想像に難くありません。ジョージ・ルーカスが口にした「ファシスト」というのは、1920年代にイタリアのムッソリーニが率いたファシスト党の支持者のことです。1930年以降はヒトラー率いるドイツのナチスなどを含む全体主義的独裁主義者を意味するようになりました。映画に登場する「銀河帝国」はナチス・ドイツをモチーフにした独裁国家です。コスチュームなどにもそれが反映されています。この有名なロゴの原型を作ったのがスージー・ライス(Suzy Rice)です。ともかく、最初の打ち合わせのあとスージー・ライスは「Helvetica Black」で文字を組みます。当時はパソコンはありませんから、「フォトスタット」(Photostat)という複写機で書体見本帳の文字をコピーして切り貼りするのです。スージー・ライスは、「Star」と「Wars」を2段重ねにしたうえで「威圧的」に見えるように文字の角を四角く加工し、それぞれの文字をアウトライン化しました。この時ロゴはあくまでもパンフレットの表紙(11×14インチのヨコ位置)に入れることだけを想定していて、映画館の大画面は考慮されていませんでした。【宇宙を舞台にしたSF映画】という程度の情報しか与えられずに、スージー・ライスはIndustrial Light & Magic(インダストリアル・ライト&マジック)社でジョージ・ルーカスに会います。Industrial Light & Magic(ILM)はジョージ・ルーカスが特殊効果を撮影するために設立したスタジオでした。打ち合わせがおこなわれた時点では完成した特撮シーンはなく、ルーカス監督は黄色い鉛筆を手で揺らしてレーザービームがどう見えるかを説明したといいます。ハリウッド映画『スターウォーズ』(Star Wars)シリーズは1977年に第1作目が公開されて以来40年以上も続くスペースオペラの大作です。今や映画界のみならず米国ポップカルチャーの重要な要素のひとつと考える人も少なくありません。ジョージ・ルーカス監督から承認を得た数日後にスージー・ライスは、『スターウォーズ』のプロデューサーから映画本編のタイトルにもライスのロゴを使うことを監督が決めたという連絡をもらいます。ただ、スクリーン上での演出を考慮してILMのアーチスト、ジョー・ジョンストン(Joe Johonston)が、「W」の下辺をフラットにし、アウトラインも太くするなどの手直しをおこないました。監督ジョージ・ルーカスからの要望を受けて『スターウォーズ』のロゴデザインを作成します。同社在籍中には映画以外にもレコードジャケットのデザインやロゴ、ポスターなどを手がけました。数年後には退社し、カリフォルニア大学アーバイン校で英文学と生命科学を学びます。その後は画家としてハワイ州で8年間過ごすなどして、現在はカリフォルニア州に居住。チラシやポスター・パンフレットなどの紙媒体広告制作から、WEBバナーや動画編集などのデジタル広告制作まで幅広く対応致します。広告デザイン作成料金・広告デザイン依頼の詳細はこちらから確認いただけます。ソール・バスは1984年にAT&Tのロゴのリニューアルも手がけましたが、地球をモチーフとしたシンボルマークは、面白いことにAT&T社員から「デス・スター」(Death Star)と呼ばれるようになります。映画『スターウォーズ』シリーズ本編はこれまで「エピソード1」から「エピソード8」までの計8本が製作され、2019年12月には9本目の「エピソード9」が公開予定です。チラシ・ポスター・パンフレットや、名刺・ショップカード・DMなどの各種印刷物、看板・ロゴマーク・パッケージデザインまで幅広いグラフィック・広告デザインに対応いたします。デザイン制作だけでなく、印刷から納品まで一貫して対応(※)しており、展示会・キャンペーン・販促宣伝活動等に貢献致します。※一部媒体を除きます音楽や映画などのエンターテイメントや政治を扱う若者向けの雑誌『Rolling Stone』誌でアシスタント・アートディレクターを5年ほど勤めました。同誌がサンフランシスコからニューヨークに移転したのを機にスージー・ライスはロサンゼルスの広告代理店Seiniger Advertising社に移ります。銀行振り込みの他、各種クレジットカードでのお支払いにも対応しています。20世紀フォックスは映画館に上映の予約を入れてもらうために映画公開に先立って「bid brochure」という映画予告パンフレットを送っていました。スージー・ライスは『スターウォーズ』用のbig brochureのデザインを任されます。当然、その表紙に入れる「Star Wars」のロゴも必要でした。